【後編】メーカーの知財部出身ならではの強みを活かし、
特許の出願から渉外まで手掛ける バーディー国際特許事務所の働き方

業界人に聞く!弁理士業界あれこれ

前編ではバーディー国際特許事務所の森村所長のキャリアや働き方について紹介した。後編では、バーディー国際特許事務所が求める人物像や今後の展望について伺った。(インタビュアー REX深田)

―現在採用活動にも取り組んでいらっしゃいますが、どういった人材を採用したいとお考えでしょうか。またどのような働き方を期待しますか?

当然、採用面接の際には、専門的なテストを実施していますので、特許技術者としての素養があること。そして、きちんとコミュニケーションが図れる人がいいですね。採用面接では中身もしっかり見ているつもりです。
新規のお客様への営業は私が行っています。ですから、私の考えかたを理解頂き、そこに自分の考えを上乗せして仕事を進められるようになって欲しいです。大手事務所では、案件数も多く、効率を重視した働き方を求められることが多いと思いますが、提案する喜びや、自分で考える喜びを経験しながら、明細書を作成するスキルを磨いて欲しいと思っています。やりがいも大きいと思いますよ。

―例えば、将来的に先生と一緒に営業やコンサルティング業務に携わるチャンスはありますか?今後、コンサルティング業務を強化していく予定はあるのでしょうか。

将来的には、営業やコンサルティング業務もまかせていきたいという思いはありますが、まずは、上記考え方で仕事をしていただきたいですね。
特許事務所なので、やはり、95%は出願や権利化の業務が中心になると思います。新しいお客様の中には、コンサルティングの面に期待してくれている人もいるでしょう。また、新しく採用した担当者の中には、早くコンサルティング業務をやりたいと希望する方もいると思います。ただ、出願でもコンサルティングは必要になります。まずは、出願業務を一緒に行うことで、コンサルティングの基本を身に付けて欲しいと思っています。

―御所のように明細書の質にこだわっている事務所は不思議と業績を伸ばしています。御所の今後の展望について教えてください。

やりたいことはたくさんあるのですが、現状では人が足りていません。まずは、人員を増やすことですね。今は6人でやっていますが、将来的には20人くらいを目指しています。もちろん、並行して、お客様も増やしていく予定です。技術分野でいうと化学・構造・電気の依頼が増えると考えられるので、特に化学に強い人員を強化していきたいですね。化学や構造ができる人が来てくれたら、いっしょに営業に行くのもありですね。おもしろいことができると思います。

ひとつ言えるのは、現状維持はないということ。そこを目指してしまうと必ず衰退してしまいます。代理人として、当事者意識を持てれば発想も変わってきます。これからも当事者意識を持ってお客様とお付き合いをしたいですし、お客様からパートナーと呼ばれ続けられる事務所になりたいと思っています。

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